シンポジウム「ユニバーサルな社会を目指す地域づくり」へ参加して

日曜日 「ユニバーサルな社会を目指す地域づくり」~障害者の自立支援と子どもの発達支援を考える~

という舞鶴市と (社)京都福祉士会 主催の催しに行ってきました。


「子どもの発達支援とユニバーサルな社会の実現」というテーマで

お二人の基調講演を聴き、

「子どもが輝く地域づくり」がテーマの、パネルディスカッションを聴いた。



なんと、1時に始まって終わったのが6時前

わかっていて参加したものの、長すぎて疲れました~



人間の集中力ってそんなに何時間もはないですよね・・・・。


せっかくの内容なのに、頭もぼ~っとしてきてちょっと残念





基調講演では、まず杉山登志朗先生の講演

もう8年くらい前だったかな・・・、初めて先生の話を聴いたのは。

何となくその時の印象よりも穏やかな感じの内容だった昨日のお話

印象に残っているのは2点


一つ目は、親子関係よりも夫婦関係が大切というお話

お父さんとお母さんが穏やかに仲良くしていることが家庭の中ではどんな療育よりも大切

子どもが安心できる環境を作ることが良いということ。

安心していられる家の中って確かに大切ですよね。

ゆっくり出来て、穏やかに眠れて、次の日の活力が生まれる・・・・。

これはきっと障害がある子の家庭だけでなく、どんな家庭でも大切なことなんだろうけれど

いろいろな事を敏感に感じてしまう、障害のある子にとっては特に大切なことなんでしょうね。






二つ目は、幼児期の強引な対応は成人期になってからフラッシュバックを起こしやすいという話

体が小さいうちは強引な対応が可能

例えばパニックになっても抑え込むことも出来る。

だからと言って強引な対応をしていると、成人期になってフラッシュバックを起こすことがある・・・・・

というようなお話



これって、接する人がそこまで先のことを考えて対応しているかどうかで全然かわってしまう

怖いことだな~って思った。

やはり小さい頃から診ているお子さんが大人になってどうなったか

どうしているか、というところまでを診ている人の話は重みがあります。


子どもの周りには、仕方のない事だけど、ほんの数年しか関わらない先生と呼ばれる人たちがたくさんいるわけで

その中で、こういうことをわかって対応してくださる人がいるかいないかは本当に大きなことだと感じました。


親が言うと甘やかしている・・・、と取られることも

そこにしっかりと向き合っている人が話すと聞くほうの思いも変わってくるから

こういう場でたくさんの人に聞いてもらいたいな~と思いました。



実際 300人定員でしたがほぼいっぱいでした。

こういう話を求めている人は多いんですよね。



もちろん他にも心に残るお話はたくさんありましたが全部は書けないので・・・・・。






二人目は、「えじそんくらぶ長野 チャイルドドリーム代表」 阿部優美子さんのお話

ご自身のお子さんがADHD 高校生になられたお子さんの幼い頃からの生活を振り返りながら

学校や家庭で受け入れ、支援していけるようになるまでの話をして下さいました。


このお話の中でも、いろいろな事を感じて聴いていました。

話の内容をうまくまとめる事は出来ないので、聴きながら感じたこと、

日頃感じていることを少し書きます。





出会いって、大切ですよね。

どのお子さんにもお父さん、お母さんにも良い出会いがあって欲しいと心から思います。


良い出会いって、一言では言えません。

ある人にとっては、病院の先生かもしれないし、療育者かもしれない。

学校の先生かもしれないし、保育所の先生かもしれない。


時としてもっと違う人かもしれないけれど、

心から受け止め、受け入れ理解しようとしてくれる人との出会いがあるかないかで

その後の生活ががらっと変わったりします。





たくさん知識があって意見を言ってくれる人も大切だけど

もっともっと最初の部分では、親も子もありのままを受け止めて理解してくれる人

理解しようとしてくれる人に出会えることが大切なんだとあたらめて感じました。



幸い私は早い時期にたくさんそういう人に出会えて、いっぱい話を聞いてもらって

「そのままでいいよ。焦らなくていい」っていうことを教えてもらった。

それがなかったらきっと、もっともっとしんどい子育てだったと思う。


対応の仕方や障害に応じた手だてはいろいろある。

必要な手立てはもちろんあるし、必要な時期もある。

でも障害のある子だって心のある子

育てる親だって心のある人


時には手立てや対応よりも大切で必要なことがある。


軽度の障害であればある程、周りの人から理解されにくく

出来ない事 駄目な自分を指摘されることが多い。


自分自身でだって「自分は人と違う」「ダメな人間なんだ」という思いも持ちやすい。

だから周りの支援は本当に大切で重要



だけど、聞こえてくる声は

例えば先生や親が、同じ方を向いて歩いていこうとする姿ではなく

学校 対 親という場合が多々ある。

対 となった場合、だいだいうまくはいかない。


何もしてくれない学校   困った親(口うるさい親)

お互いがこんなふうにならないためには、時として会話(対話)ではなく

聞く耳だけが必要であったりする

もちろん、その場合

聞く方は学校であったり先生になるんだけど。



良くも悪くも、親はいっぱいいろんな思いを持って子育てをしています。

まずはそれをゆっくり聞く。そして一緒に考える。

そこからが、先生の持っている知識の出しどころなのではと思います。

親は時々、「言っても分かってもらえない」と判断する場合があります。

もちろん子どもはその何倍も思っているかもしれません。


先生方も、何度言ってもわからないお母さんだと思っている場合もあるのでしょうけど

それでは何も良い方向へは進めません。



時間がかかることも多いでしょう。



でも、振り返ってみれば一生の中では案外短い時間に思えます。

だけどそこを大事に超えられた場合、その後の生活は間違いなく大きく変わります。



阿倍さんのお話の中で、それまでの生活、気持ち、お子さん自身の育ちなどたくさんのことを

ただただ聞いて下さった校長先生とのやりとりの部分がありました。


その会話の時間は本当に多く、大切な時間に思えました。

校長先生は授業の様子を見ていくことを勧められ、見たら必ず自分の所へきて

話をして帰るようにとも言われたそうです。


出来ないことが多いお子さんの姿を見て、お母さんは本当に愕然とされたそうです。

でも、その中でいろいろな思いを持ったままのお母さんをそのまま帰さない・・・。


そこが校長先生のすごさでした。



「見てください。お子さんの状況を」

と言われて、授業を見て放っておかれたら

たぶん親御さんは 「子どもが悪いっていうことをしっかり見なさい」と言われていると感じるでしょう。


そして学校からは足が遠のいていたと思います。


そうさせない姿

その中で、現実をみて出来る事を探していく姿


本当に素敵な出会いだったな~、良かったな~と思いました。



その後、阿倍さんはご自身がコーチングスキルを身に付けて、今ではコミュニケーショントレーナーとして

いろんな場でコーチングをされています。





みんなに素敵な出会いが、必然的にあって欲しい

心にす~っとそんな言葉が流れた時間でした。







パネルディスカッションの話はまた機会があれば書きたいと思います。




久しぶりの勉強の場でした。

忙しい、忙しいと言って、こういう場に来ることが少なくなってしまったこの頃

駄目だな~と、感じました。


もちろん全部が納得できて、良かった~って言えるようなものはそうそんなにないけれど

一つでも心に残る話や、あっそうやった・・・・、って思える時間はその後の自分の生活に必ず生かされます。



今年はそこらへんも、初心に返ってみたいな・・・・・


早2ヶ月が過ぎてしまったけれど、また新しい気持ちになれました。









この記事へのコメント

山ちゃん。
2009年03月04日 02:22
今日は(日付変わったから正確には昨日。)
松村組さんから指導を受ける日でした。
神戸まで行ってました。夜中に帰宅です。
この記事読んで、たくさんの色んな思いが湧き出て来たんだけど、
書いてたら、夜が明けそうなので、
とりあえず寝ます(^_^;)
とにかく、この記事を読んで良かった。と、
伝えたかったの(*^^*)
ふぅ
2009年03月04日 20:13
☆山ちゃん。へ☆
書いたら夜が明けそうな思いってどんなだろう・・・
って想像してしまいました~
とても良い時間が持てました。
文章力があればそれをご紹介したいくらいだけど
それは無理でした(残念)
読んで良かった・・・・と言ってもらえると嬉しいな(#^.^#)

この記事へのトラックバック